久々の更新ですね。サボっててすいません!
今回も2020年9月12日発売のゲッサン10月号掲載、『からかい上手の高木さん』の感想を綴っていきます!
※大幅にネタバレしてるのでまだ読んでいない方はバックでお願いします!!
さて、今回の高木さんは1本掲載でした。ちょっぴり残念……。
とは言え通常でしたら1本掲載が普通ですから、結構な頻度で2本掲載してらっしゃる時点で山本先生スゲェ!なんですけどねw
今回のサブタイトルは「やさしさ」。
扉絵から見慣れた夏服キャミソール姿の高木さんと、隣を歩く西片くん。「本日は、どちらへ?」の煽り文の通り、今回二人はある場所へ向かおうとします。
それにしても夏服高木さんマーーージで服装のセンス半端ないよね。超絶かわいいよね。こんな可愛い子と一緒に歩くだけでももう人生の運使い果たしてるような気がするね!笑
2ページ目、一人スタスタと歩を進める西片くん。どうやら今日は『100%片想い』設定イラスト集の発売日らしいです。西片くんも言っていますがやっぱり資料設定集って単行本よりは高価な代物だし、本当に好きな作品だからこそ欲しくなるものですね。西片くんがどれだけこの作品に入れ込んでいるかがよくわかります。
また話は脱線しますが、からかい上手の高木さんのTVアニメ公式ガイドも発売されており、ファン垂涎の内容ですのでまだの方は是非!
3ページ目、エンカウント高木さん!
偶然ですね。ホント偶然。こんな可愛い子とならいくらでもエンカウントしたいところですが、西片くんはこれから行かねばならぬ先があるので驚愕の表情ですw
どうやら高木さんも設定集を買いにくいみたいですね。なら偶然ですね。うん。
驚き、散歩と嘯く西片くん。しかしいつもどおり高木さんには全てお見通し。西片くんを誘う高木さんの流れる髪の描写。いいですね。美しいですね。天使ですね。
結局一緒に行くことになった西片くん。「楽しみだねー」と話す高木さんはもうすでに楽しそうなのは気のせいでしょうか。
西片は未だどうやって高木さんを躱して設定集を買おうか思案中です。
と、ここで高木さんから購入特典の話が出て食いつく西片くん! もうバレバレですねw
山本崇一朗先生のイラスト集にも特典で高木さんの生写真が封入されていたので西片くんの気持ちはメチャクチャによくわかりますw
と、7ページ目からガラッと展開が変わります。
どこからか聞こえる泣き声。高木さんと西片くんが声のする方に行くと、そこには小さな兄妹が。この兄妹、見覚えありますよね? 原作だと高木さん3巻のデート……もとい「肝試し」回。アニメだと1期6話同じく「肝試し」回の最後、トンネルから出た二人を「カップルがトンネルでデートしてるー」とからかう?妹と、それを諭すクール系お兄ちゃんですね!
まさかの再登場に驚いた方も多いのではないでしょうか。僕は驚きました!!
お兄ちゃんがかっこよくてメッチャ好きです!
ちなみにこのお兄ちゃん、3巻のラストにオマケとして甘酸っぱいコイバナ?が描かれてるのでもし読んでない方がいたら是非ともお読みください!
話が脱線しましたが、先ほどの泣き声はどうやら妹ちゃんだったみたいです。話を聞くと公園で遊んでいたらおもいっきりこけちゃったいみたいです。激しくこけたみたいで結構な怪我をしています。思わず高木さんも「ありゃ」と心配そう。
心配そうな顔可愛い←
ぶっきらぼうなお兄ちゃんも心配そう。高木さんも心配して声を掛けるが大号泣の妹ちゃんに困り顔。
と、ここで救世主登場!
登場! と言ってもずっといたんだけどねw
西片くんは「すぐ戻るから」と言って駆け出します。もうこの時点で察しますよね。「あ、これ西片カッコイイやつや」と。
その考えは大正解。気づくと妹ちゃんの膝は消毒液とガーゼで手当てされていました。
どうやら西片くんは薬局まで走ってくれたみたい。
西片くんメッチャ〝やさしい〟ですね。
ちょっと悪態をついていた妹ちゃんでしたが、高木さんとお兄ちゃんに促され西片くんにお礼を口にします。
ちょびっと照れる西片くん。西片くん。マッジでいい子。
10ページ目。お兄ちゃんは妹ちゃんを背負って二人に一礼すると帰路につきました。なんだかんだでお兄ちゃん妹思いでカッコイイよね。例の恋の行方がどうなったのかも気になりますが、このお兄ちゃんならきっといい方向に行ってるんじゃないかなぁと思います。
二人きりになった公園。高木さんは微笑んで西片に話しかけます。
やっぱりちょっと照れてる西片くん。
このやり取りが本当に尊いね。返し方もやっぱり西片くんって感じで西片くんいい子すぎていい子って言葉しか出てこないわ。語彙力なんてないわ。
そういえば二人は本屋さんに行く途中でした。が、西片くんは方向転換。散歩だと言い張る西片くんは帰ってしまいました。
最初から西片が資料設定集目当てだとわかっていた高木さんは西片の行動を不思議がります。そしてその場に残された消毒液に目を落としハッとします。
そして13ページ目。
一人トボトボと帰る西片の急に頬に冷たい感触が。驚き飛び退く西片の目の先には――案の定高木さんの姿が。冷たさの正体はりんごジュース。西片を追いかけてきた高木さんの手にはジュースが2本。そのうち1本を西片に差し出します。
不思議がる西片くんに高木さんは一言。
「なんとなく」
いいですね。このやり取り。〝お返し〟と言わんばかりの会話の流れ、本当に好きです。
なんとなくをなんとなくで返すこの流れ。言葉がなくとも通じ合ってる感じ。これぞ『高木さん』って感じがします。
14ページ目。
西片のことは全部お見通しの高木さん。西片くんが消毒液を買ってお金が足りなくなっちゃったのもお見通しです。そんな西片に一言、「かっこよかったよ」と本心をぶつける高木さん。
あーもー尊い。今月の尊いメーターMAXですね。
しかしこれだけで終わらないのが高木さん。
高木さんも自分が買ったジュースをこくりと飲みます。そして平然と「ジュース買ってお金たりなくなっちゃったし」と告げます。
驚愕する西片。尚もさも当然かの如く「いい」と答える高木さん。
高木さんにとってはこれでいいんですね。いや、これがいいんでしょうね。
そして最後のオチ。
優しく微笑む高木さんに、照れながら頬を染める西片くん。
二人で始まる散歩道。二人は一体どこに行くのでしょうか? 高木さんの〝お誘い〟通り、高木さんの家とか……?
それはないとしても、特別なイベントがなくとも二人で歩く何気ない道が、何気ない会話が高木さんにとってのイベントなのかもしれませんね。
ラストの煽り文でもあるように。お金よりも、モノよりも、もっともっと大切なものがある。
モノより想い出。
それが今回のサブタイトル〝やさしさ〟に凝縮されてると感じました。
高木さんは、最初は西片をからかったときの反応が面白くて惹かれていった部分もあると思いますが、徐々に二人の時間が増えるごとに西片の内面も、人としての優しさにも惹かれていっていることが如実にわかる素晴らしい回でした。
それは何よりも高木さんの最後の表情が全てを物語っていると思います。
来月は高木さん2本掲載みたいなので来月号も楽しみにしたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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